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ILRを日本で育てたい!①

ILRを日本で育てたい!①

ちょっとシリアスなタイトルですが、これから3回に分けて、この激動の時代におけるILRの役割を考えてみます。

1、日本の靴市場について

・市場規模は2000年時の1.4兆円強から2021年は推定1.3兆円前後。

・アパレルと比べて意外に落ちていないのは、スポーツシューズ(スニーカー)が伸びているから。若者だけでなく、年配者もそしてフォーマルな場でもスニーカーが履かれるようになっています。

・それに対して婦人靴市場はこの20年で半分以下に縮小⤵️。お仕事でもプライベートでもヒール等が履かれる機会が激減しています。ビジカジや#Kutooムーブメントもその一因ですね。

・日本は東京浅草や神戸長田区等に集積していた婦人靴メーカーや問屋の多くが経営難に。それはスニーカーの台頭だけでなく、日本のデフレも大きな原因。

・外に出ない、旅行にいけない、テレワーク等、コロナ禍でこの傾向は益々強まり、同時に「靴」「履き物」の役割も徐々に変化しています☝️。

2、女性の本質的な要求

 こんな状況の中でも、「オシャレをして外に出たい」という女性の要求がゼロになることはなく、でも今までのように痛い靴を我慢して履くという考えは確実に減っています。
 可愛くて快適で楽に履ける靴、は特に小さなお子さんを抱えるママさんには必要なものですね。

3、新しい「履き物」としての靴

同時に「家の中で快適に過ごしたい」「急速に増えている介護従事者の方々のように、室内でのお仕事を楽にしたい」「でもある程度見た目も気にしたい」のようなニーズは、靴に対してこれまではそれほどクローズアップされてこなかったかと思います。

 こんな現在の日本の状況を踏まえて、改めてILRの役割、使命を考えていきます!
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